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4歳と14歳で、生きようと思った。「火垂るの墓」


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お気に入り度 ★★★★ 4/5
【鑑賞】 TV
【原題】 Grave of the Fireflies
【初公開年月】 1988/4/16
【製作国】 日本
【配給】 東宝
【上映時間】 1時間28分
【ジャンル】 ドラマ/戦争
【監督】 高畑勲
【出演】 辰巳努 白石綾乃 山口朱美 志乃原良子 

【ストーリー】
昭和20年の神戸。急な空襲で母が入院した、14歳の清太と4歳の節子兄妹は、叔母のもとを頼りに訪れる。だがふたりの母が亡くなったのを機に叔母は彼らを邪険にしはじめ、清太は節子を連れて誰もいない防空壕へ。ふたりだけの自炊生活をはじめるが・・・。

【レビュー】
これは、終戦記念日近くになると毎年と言って良いほどテレビ放映され続けている映画☆
なんか戦争映画って重いし、この作品に関してはアニメと言えども清太と節子がやつれていく感じとか、お母さんが包帯で全身覆われてる姿とか、スゴイ痛々しく印象に残っているので、名作と言えどもあまり見返す気になれない作品・・・・

でも、久々に見返したらやっぱり良かったデス!!

初めて観た時は幼かったし、清太と節子がただただ、かわいそうで、あの親戚のおばさんの事をスゴイ嫌な奴と思ってた。
でも、今見返したらおばさんの気持ちも分かるし、清太の気持ちも分かるし、昔よりも作品に深みを感じた!!

そして、この作品は明らかに、清太を愚かに描いている事に気づいたし、決して“可哀想な兄妹”を描いた単純な戦争映画ではなく、原作者のつぐないの気持ちがこもっている作品なんだなぁって事も分かった☆


実際、原作者の野坂さんは、終戦直後、飢えた妹を放置して栄養失調で死なせてしまったらしい・・・。
そして、「妹が死んだ時、ぼくは重荷から解放されたと思い、悲しみは片鱗もない。焼く時、火加減が判らず、骨は爪の先ほどしか残らなかった。何も考えなかった。」とも言ってるらしくて、そんな事を観た後で聞いた私は、なんとも言えない気持ちになった(;´Д`) うぅっ。。

今回、何年ぶりかで見返して1番思った事は、「そやかて・・・」「わからへん・・」ってつぶやくだけじゃなくて、清太には気づいて欲しかった(ノ I `。) ウゥ・・・
いじわるではあったけど、2人が助かるヒントが叔母さんの言葉には含まれてたから・・・・・
でも、これが若さゆえの過ちってやつなのかなぁ??とも思った!!

なので、私は、清太に対する風当たりの強いレビューが多い事を知っても、清太を責める気持ちにはなれないです・・・・・
若くて愚かで甘かった代償としての妹の死・・・・・アニメの節子が可愛すぎただけにホント、切ない・゜・(PД`q。)・゜・

きっと、今後もこの作品を観る機会があると思うけど、その時はまた違う見方ができる気がするから、楽しみ♪♪
やっぱり、こう言う事ができる作品は傑作って言える気がする♪♪

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火垂るの墓

 終戦近い神戸は、連日空襲に遭っていました。14歳の清太(辰巳)と4歳の節子(白石)の幼い兄妹は、母(志乃原)とは別れ防空壕に行きます。  清太が集合場所である国民学校へ駆けつけると、母は空襲で大怪我を負い、すでに危篤状態で間もなく息絶えてしまいます。 ?...

火垂るの墓

はじめてのアニメDVD。 戦時中の死に関する出来事が多く出てくるが、至って当たり前の出来事として描写されているのが悲しさを増す。

火垂るの墓

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