お気に入り度 ★★★★★ 5/5
【鑑賞】 DVD
【原題】 WHAT'S EATING GILBERT GRAPE
【初公開年月】 1994/08/
【製作国】 アメリカ
【配給】 東北新社=アスミック提供/シネセゾン
【上映時間】 1時間57分
【ジャンル】 青春/ヒューマン
【監督】 ラッセ・ハルストレム
【出演】 ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリエット・ルイス、メアリー・スティーンバーゲン
【ストーリー】
身動きできないほど太ってしまった過食症の母、18歳で知的障害をもつ弟アーニーと、2人の姉妹。田舎町アイオワ州エンドゥーラで、亡き父の代わりに一家を支え、希望や夢を抱く暇さえない日々を過ごすギルバート。だが、自由で快活な旅人ベッキーとの出会いが、彼の心に少しずつ変化もたらした。
【レビュー】
これは、ラッセ監督作品で1番のお気に入り作品!!
切なくて、暖かくて、ハッピーエンドの様に思わせるやさしい映画☆
派手な展開は無いけど、主人公、ギルバートの家族への想い、ベッキーへの想い、外の世界への想いが詰め込まれています!!
とりあえず、家族思いで控え目な青年ギルバート、あなたはエライって思った♪♪
そのギルバートをジョニーが抑えた演技で魅せてくれるところもすごく良い!!
印象に残ってるのは、ギルバートが不倫相手の女性に、なぜ自分を選んだのかと聞いた時、「あなたなら町から出て行かないから」って言われるシーン。
あの時のジョニーの表情は最高です!!
狭い世界で生きないといけないギルバートの生き方が繊細に描かれていて、切ないシーンが盛りだくさん!!

知的障害をもつ弟のことをやさしく見守ってあげたいけど、イラっとしてしまう時もあって、そんな自分が嫌になる・・・・・そのあたりも、すごく伝わってきたし、障害を持っている家族がいる人ならもちろん、障害を持っている家族がいない人でも共感してしまうところな気がします!!
本当に、ジョニー演じるギルバートからは深い家族愛が感じられて、そこが私にとっては1番のお気に入りポイントなのかも☆

そして、ギルバートの弟アーニー演じる、レオナルド・ディカプリオが素晴らしい!!
初めて観た時、ジョニー目当てで観たにも関わらず、レオに釘付けになってたのを覚えてる☆
本物??と思うほど、彼の演技力は卓越していて、最近、久々にみかえしたけど、レオはいつか絶対にオスカーをとれる俳優さん!と再確認しましたぁ♪♪
まぁ、アカデミー賞なんか獲らなくても、彼の天才ぶりはこの作品で証明されてるけどぉ☆
本当、助演男優賞あげたら良かったのに・・・
これから観る人はきっと、レオにビックリさせられると思う!!そして、ママにも・・・・(;´Д`A ``` 笑

この映画のママは、私が今まで観てきた数多くの映画の中でも、インパクトの強さは郡を抜いています!!本当に1番印象に残っていると言って良いほど、この映画のママはインパクトがありすぎwww
それに、ひきこもるのって怖いなぁ・・・・と思った!!
それにしても、レオとジョニーの絡みが最高です☆
今となっては幻の共演!!ここも何回も見たくなる要因かも☆
2人ともすごく若くて、張り合ってないところが素敵♪♪
もし、トップスターに上り詰めた今、この2人が共演したら、濃すぎるし、確実に“競演”になるはず!!観てみたいケド・・・・

お気に入りのシーンは、ベッキーとアーニーとギルバートの3人が一緒に車に乗っているシーンで、アーニーがギルバートに怒られてシュンってなるところ!!
レオ演じるアーニーは、本当に可愛いし癒されます☆ あとは、レオがママを起こしに行く場面も印象的!!
というか、泣きそうになった( ノД`)シクシク…

夕焼けに浮かぶギルバート家のシルエットも凄い美しくて印象に残っているし、ギルバート演じるジョニーと妹の絡みも本当の兄弟みたいで大スキ★
あとは、ギルバートがママに煙草の火をつけてあげるシーンも、変にお気に入りですwww

未見の方は是非!!おすすめ~☆