なぜ、殺したのか。 なぜ、愛したのか。「悪人」
カテゴリ : 人生を考える!!ヒューマンドラマ
お気に入り度 ★★★★+ 4.5/5
【鑑賞】 劇場
【初公開年月】 2010/9/11
【製作国】 日本
【配給】 東宝
【上映時間】 2時間19分
【ジャンル】 ミステリー/ドラマ
【監督】 李相日
【出演】 妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、樹木希林、柄本明、宮崎美子、松尾スズキ
【映倫】 PG12
【ストーリー】
若い女性保険外交員の殺人事件。ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに土木作業員、清水祐一が真犯人として浮上してくる。しかし、祐一はたまたま出会った光代を車に乗せ、警察の目から逃れるように転々とする。そして、次第に二人は強く惹かれ合うようになり・・・。
【レビュー】
これも、映画館に友達と観に行った作品♪♪
まず、出演者が好きだったので興味を持ったんですが、予想以上に良かったです♪♪
この監督は「フラガール」の人なんですが、やっぱり泣かすのが上手いなぁ~と思いました!!
はじめは、出会い系サイトで出会う2人がこんなにも惹かれあうって・・・・ありえる??とか思っていたんですが、ずっと見ているうちに、この2人に感情移入しちゃいました♪♪
出会い系サイトなんて使った事もないし、使う人の気も知れない・・・くらいなかんじだったんですが、なんかその孤独感とか寂しさとかがひしひしと伝わってきて、もぉ~本当にすっごい切なかったです!!
それというのも、やっぱり監督の見せ方の上手さがあると思う!!
祐一の住んでいる海沿いの寂しいお家とか、国道にぽつんとある紳士服店などなど・・・・
それをただ観ているだけでも、伝わってくるものがあったし、監督がこの作品に込めてる想いとかが伝わってくるかんじで本当に素晴らしかった!!
こんなに景色効果が絶大な映画はひさしぶりでした!!
そして、高評価につながった要因のもう1つは、主演の2人や、脇役の役者さん、みんなの演技力!!
本当に素晴らしかったです!!
昔から大好きな深津絵里は、光代の孤独感とか本気で誰かと繋がりたいと思う気持ち、そしてやっと繋がれた唯一の人を手放したくないと思う心情を見事に演じていたし、日本アカデミー賞もやけど、モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞をとれて本当に良かったです☆心からおめでと~♪♪
濡れ場を大胆に演じて体もはってたしねぇ~♪♪
そして、深津絵里の相手役、祐一を演じて、こちらも日本アカデミー賞を見事受賞した妻夫木聡は、本当にツマブキ!?って思うほど顔からして違うくてビックリ!!
気合はいってるなぁ~ってかんじ!!
妻夫木の愛嬌のあるいつもの笑顔も好きですが、この映画の様なするどい目つきの妻夫木もいいなぁ~と思った☆
ビックリしたと言えば、被害者を置き去りにして、亡くなった後も、なお話のネタにして笑う大学生を演じた岡田将生!!
岡田君こんな悪い役だったの!?って思う反面、この映画ではとことんキライになれたのでやっぱりうまいなぁ~と感心してしまいました☆
そして、色々な意味で物語のキーパーソンとも言えるキャラクター佳乃を演じた満島ひかりも予想以上に良くて、登場時間は短いながらも非常に印象に残りました!!
あとは、ベテランの樹木希林&柄本明!!
やっぱり安心して見れるし、テーマに直結する重要なセリフを連発する柄本明さんには、イッパイ考えさせられた!!
心に重く響いたのが、「あんた、大切な人はおるね?その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような人は。今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。・・・・・」って最後の方で語るこの言葉。。。。
本当に響きました!!
139分とちょっと長めの作品で、しかも、暗くて重い映画でしたが、見応えがあったし本当に最後までだれることなく観れました☆
お金も力もない男が、愛する女にしてあげれる最大のことをするラストもスゴイ良かったしねぇ~♪♪
どうか祐一の本当の気持ちが光代に伝わっていますように・・・!!とか思ってスゴイ切なかった。。。。
もっと早く出会っていれば幸せになれたのかもしれないのになぁ~
ホント、2人の繊細な演技が涙を誘う!!
でも、この映画は孤独感から生まれる悲運のラブストーリーのようにも思えるけど、それだけじゃない!!
出会い系、悪徳商法、介護問題など、今の世の中の問題がたくさん詰まった作品とも言えるし、人とのつながりが薄くなっている今の社会では、この映画で描かれている事はリアルに起きているのかな・・・と言う気持ちにもなってきて切なさが倍増。。。
そして、この映画を観てるうちに、みんなが社会の犠牲者のような気がして泣けてきた・・・・
タイトルの”悪人”って言うのは、登場人物全員の事をさしているかなぁと思ったけど、関わる人や立場を変えれば善人にもなるし、つまり、誰でも”悪人”になる可能性があるってことかなぁと思いました!!
最後に、ある人がレビューで「このストーリーを非現実的と思ってしまう人は、まだまだ本当の孤独を知らない幸せな人」って言ってたけど、観終わった後、まさにってかんじでした!!
この映画に共感できたって事は、知らず知らずのうちに孤独感味わってたのかな??と思ったけど、本当に見てよかったし、暗い作品ではあるけど、とにかくオススメ♪♪

【鑑賞】 劇場
【初公開年月】 2010/9/11
【製作国】 日本
【配給】 東宝
【上映時間】 2時間19分
【ジャンル】 ミステリー/ドラマ
【監督】 李相日
【出演】 妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、樹木希林、柄本明、宮崎美子、松尾スズキ
【映倫】 PG12
【ストーリー】
若い女性保険外交員の殺人事件。ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに土木作業員、清水祐一が真犯人として浮上してくる。しかし、祐一はたまたま出会った光代を車に乗せ、警察の目から逃れるように転々とする。そして、次第に二人は強く惹かれ合うようになり・・・。
【レビュー】
これも、映画館に友達と観に行った作品♪♪
まず、出演者が好きだったので興味を持ったんですが、予想以上に良かったです♪♪
この監督は「フラガール」の人なんですが、やっぱり泣かすのが上手いなぁ~と思いました!!

はじめは、出会い系サイトで出会う2人がこんなにも惹かれあうって・・・・ありえる??とか思っていたんですが、ずっと見ているうちに、この2人に感情移入しちゃいました♪♪
出会い系サイトなんて使った事もないし、使う人の気も知れない・・・くらいなかんじだったんですが、なんかその孤独感とか寂しさとかがひしひしと伝わってきて、もぉ~本当にすっごい切なかったです!!
それというのも、やっぱり監督の見せ方の上手さがあると思う!!
祐一の住んでいる海沿いの寂しいお家とか、国道にぽつんとある紳士服店などなど・・・・
それをただ観ているだけでも、伝わってくるものがあったし、監督がこの作品に込めてる想いとかが伝わってくるかんじで本当に素晴らしかった!!
こんなに景色効果が絶大な映画はひさしぶりでした!!

そして、高評価につながった要因のもう1つは、主演の2人や、脇役の役者さん、みんなの演技力!!
本当に素晴らしかったです!!
昔から大好きな深津絵里は、光代の孤独感とか本気で誰かと繋がりたいと思う気持ち、そしてやっと繋がれた唯一の人を手放したくないと思う心情を見事に演じていたし、日本アカデミー賞もやけど、モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞をとれて本当に良かったです☆心からおめでと~♪♪
濡れ場を大胆に演じて体もはってたしねぇ~♪♪

そして、深津絵里の相手役、祐一を演じて、こちらも日本アカデミー賞を見事受賞した妻夫木聡は、本当にツマブキ!?って思うほど顔からして違うくてビックリ!!
気合はいってるなぁ~ってかんじ!!
妻夫木の愛嬌のあるいつもの笑顔も好きですが、この映画の様なするどい目つきの妻夫木もいいなぁ~と思った☆

ビックリしたと言えば、被害者を置き去りにして、亡くなった後も、なお話のネタにして笑う大学生を演じた岡田将生!!
岡田君こんな悪い役だったの!?って思う反面、この映画ではとことんキライになれたのでやっぱりうまいなぁ~と感心してしまいました☆
そして、色々な意味で物語のキーパーソンとも言えるキャラクター佳乃を演じた満島ひかりも予想以上に良くて、登場時間は短いながらも非常に印象に残りました!!

あとは、ベテランの樹木希林&柄本明!!
やっぱり安心して見れるし、テーマに直結する重要なセリフを連発する柄本明さんには、イッパイ考えさせられた!!
心に重く響いたのが、「あんた、大切な人はおるね?その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような人は。今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。・・・・・」って最後の方で語るこの言葉。。。。
本当に響きました!!

139分とちょっと長めの作品で、しかも、暗くて重い映画でしたが、見応えがあったし本当に最後までだれることなく観れました☆
お金も力もない男が、愛する女にしてあげれる最大のことをするラストもスゴイ良かったしねぇ~♪♪
どうか祐一の本当の気持ちが光代に伝わっていますように・・・!!とか思ってスゴイ切なかった。。。。
もっと早く出会っていれば幸せになれたのかもしれないのになぁ~
ホント、2人の繊細な演技が涙を誘う!!

でも、この映画は孤独感から生まれる悲運のラブストーリーのようにも思えるけど、それだけじゃない!!
出会い系、悪徳商法、介護問題など、今の世の中の問題がたくさん詰まった作品とも言えるし、人とのつながりが薄くなっている今の社会では、この映画で描かれている事はリアルに起きているのかな・・・と言う気持ちにもなってきて切なさが倍増。。。
そして、この映画を観てるうちに、みんなが社会の犠牲者のような気がして泣けてきた・・・・

タイトルの”悪人”って言うのは、登場人物全員の事をさしているかなぁと思ったけど、関わる人や立場を変えれば善人にもなるし、つまり、誰でも”悪人”になる可能性があるってことかなぁと思いました!!
最後に、ある人がレビューで「このストーリーを非現実的と思ってしまう人は、まだまだ本当の孤独を知らない幸せな人」って言ってたけど、観終わった後、まさにってかんじでした!!
この映画に共感できたって事は、知らず知らずのうちに孤独感味わってたのかな??と思ったけど、本当に見てよかったし、暗い作品ではあるけど、とにかくオススメ♪♪



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