お気に入り度 ★★★★ 4/5 【鑑賞】 CS
【原題】 THE IDES OF MARCH
【初公開年月】 2012/3/31
【製作国】 アメリカ
【配給】 松竹
【上映時間】 1時間41分
【ジャンル】 ドラマ/サスペンス
【監督】 ジョージ・クルーニー
【出演】 ライアン・ゴズリング ジョージ・クルーニー ポール・ジアマッティ フィリップ・シーモア・ホフマン ジェフリー・ライト エヴァン・レイチェル・ウッド マリサ・トメイ
【ストーリー】
マイク・モリス知事(ジョージ・クルーニー)の大統領選挙キャンペーンチームで戦略担当を務めるスティーヴン(ライアン・ゴズリング)は、決戦のキーポイントとなるオハイオ州予備選討論会の後、ライバル陣営から密会の依頼を受ける。その後、インターンとして働く女性と仲良くなった彼は、選挙戦を揺るがす重大な秘密を知ってしまう。やがて彼はし烈な情報操作戦の渦中へと巻き込まれていく。
【レビュー】
アメリカ大統領の選挙戦が舞台という、政治モノですが、
「きみに読む物語」、
「ラースと、その彼女」のライアン・ゴズリングが出てるし、選挙戦の舞台裏はどーなってるんだろうと言う興味もあり、本作を鑑賞!!
はじめは、やはり政治モノってのもあって、画面は暗いし、派手な見せ場も一切なく単調そのもの。
ですが、選挙戦が舞台なので、こう言う仕事の人がいるんだなぁーとか、知らない世界への興味で見れました!!
表向きはニコニコ笑顔を振りまきながらも、心の中はどっろどろ。。。
本当に政治の世界って、どっろどろで汚ーい、怖い世界だなと思わずにはいられませんでした。
それに、中盤からはストーリーが一気に展開するので、目が話せなくなって、気がついたら終わっていた印象!!
わりやすいエンターテイメント性も入れつつ、後半に深まっていく心理戦がたまらなく良かったです!!
そして、人間の性(さが)が浮き彫りになって行くさまや含みを持たせた終わり方も私好みでした!!
ジョージ・クルーニーの監督作品は、
「フィクサー」や
「かけひきは、恋のはじまり」などいろいろ見てますが、一番この作品が良かったです!!
と言うか期待をしていなかった分、良い裏切られ方で好印象になりました!!
でも、やっぱり役者さんたちの演技力のおかげも大きいかなヽ(●´∀`●)ノ
特に主人公を演じた
「きみに読む物語」のライアン・ゴズリング!!
良い歳のとり方をしているなぁーと感心!!色気が増していました!!
やっぱり思い返してもライアンの独特な風貌と確かな演技力がこの作品に華を持たせていたように思います!!
もちろん脇のフィリップ・シーモア・ホフマンやポール・ジアマッティもさすがの演技だったし、監督のジョージ・クルーニーもクライマックスが絶妙ですごく良かったです!!
あのライアン・ゴズリングとジョージ・クルーニー、二人の対峙シーンは
「ダウト ~あるカトリック学校で~」をすっごく思い出しました!!
メリル・ストリープと、フィリップ・シーモア・ホフマンが校長室で、お互いの本性を暴こうとバトルするシーンのような緊張感があって目が離せませんでした!!
あとは、モリーを演じるエヴァン・レイチェル・ウッドも役柄にあっていたと思います!!
そして、「あれ?今なんか見たことある人映った!」と思う人がいて、分かった瞬間、思わず「ローガン大統領!」と心の中で叫んでしまいました!!
ドラマ
「24」を観ている人なら分かると思います!!と言うか私はこんなシリアスな作品にローガン大統領が出てくると思っていなかったので、ミスマッチ感に笑ってしまいました。
まぁ24あるあるネタなので、24を見ていない人は分からないですが。。。。(笑)
兎に角、この作品を観て俄然、ジョージ・クルーニー監督の次回作「ミケランジェロ・プロジェクト」が早く見たくなったし、ライアン・ゴズリングの今後も非常に気になりました★
政治劇としても人間ドラマとしても見応え十分の秀作だったので、時間に余裕のある時に是非!!
お気に入りだったセリフ
「お前は優秀だし、お前のことは好きだけど、信用はできない」
そして、感想を書いていてビックリしたことは製作にレオナルド・ディカプリオの名前があったこと!!へぇーーーと思いました。こう言うのってただ映画を見るだけでは気づかなかったことなので、レビュー書くのサボりまくってたけど、久々にレビュー書いててよかったぁと思いましたwww
【予告動画】

