殺人犯の妹となった少女と彼女を守る刑事の逃避行が始まる──。「誰も守ってくれない」

2014/04/20
21:11

お気に入り度    ★★★ 3/5
【鑑賞】    DVD
【原題】    Nobody to watch over me
【初公開年月】    2009/1/24
【製作国】    日本
【配給】    東宝
【上映時間】    1時間58分
【ジャンル】    ドラマ／サスペンス
【監督】    君塚良一
【出演】    佐藤浩市津田寛治佐野史郎佐々木蔵之介松田龍平木村佳乃東貴博（Take2）志田未来石田ゆり子柳葉敏郎冨浦智嗣

【ストーリー】
ごく平凡な四人家族の船村家。ある日突然、その一家の未成年の長男が、小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕される。東豊島署の刑事・勝浦と三島は突如、その容疑者家族の保護を命じられる。彼らの任務は、容疑者家族をマスコミの目、そして世間の目から守ることだった。15才の娘の沙織の保護は、彼女と同い年の娘を持つ勝浦が担当することになる。勝浦と沙織、二人の終わりの見えない逃避行が始まる―。

【レビュー】
この作品は、加害者家族の保護というテーマなので、問題作とか意欲作と言われるのも頷けるし、確かに考えさせられる映画ではありました!!
でも、この加害者の妹、初めは可哀想と思って観ていたんですが、ストーリーが進むにつれ、何か違う感情になっている自分がいました・・・・。

確かに、罪を犯したのは兄で妹は悪いことはしていないかもしれない・・・・
ですが、自分の兄が、それこそ何の罪もない子供の命を奪ったのに、それに対して何の謝罪の気持ちもなく、自分のことばかりを案じている姿を見て、若いからとはいえ受け入れられなかったです。。。
なんか、最近あった「広島LINE殺人事件」を思い出してしまいました・・・・。

しかも、この子母親が亡くなったのに、彼氏が来た瞬間テンション上がったり・・・・、若い時ってこんなもん??と疑問すぎました・・・・
なので、この作品にはあまり入り込めなかったです(ノД`)・゜・。

俳優さんに関しては、一見チャラそうに見えながら隠れた正義感をしっかりと臭わす松田龍平が良かったかな☆
このやる気のなさそうな感じで、先輩を敬ってなさそうで、情にも薄そうだけど、実は熱い気持ちを持っていて、先輩のことも慕っていて、情にも厚いっていうキャラクターーが自分の好きなタイプと同じで魅力的にうつりました??(。´▽`。)??
それに、この作品のギスギス、イライラした人々の中で松田龍平の人柄はどこか温かくて、作品全体の癒しになってた気がしました☆
【予告動画】

【作品詳細】